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オールメイクス埼玉ブログ

~修理日記の巻~

MGF クーリングシステム

予防整備でMGFをお預かりしました。

「冷却システムのホース類を今まで交換してな」と言う事で、ヒーター廻り以外のホース

すべてを交換します。

お持ち込み頂いたエンジンから、ラジエーターまでのホースとウォーターレール、そして

エキスパンションタンクです。



ただですね~ MGFはリヤエンジンで限られたスペースしかなく、とても

作業がしずらいのです。

特にエンジンのウォーターレールは、インマニの下にあってホースやサーモも

接続されてますし、パイプその物もブロックにボルトで固定されていますので

簡単に取り出せないのです。

接続部分やボルト位置を確認するのに鏡を使って作業しますが、動作が鏡の画と手が

逆になるので、急にひどい不器用になったような感じで手の動きと脳みそが混乱します。



ラジエーターは、リヤのエンジンルームにはなく、フロントについています。

フロントまでは、床下の長いウォーターレールと長いホースで接続されています。


交換したすべてのパーツです。



交換後、重要なのは冷却液「LLC」が流れるシステムのエア抜きです。

MGFは冷却システムがリヤからフロントまでと長いのでエアがとても抜きずらいです。

エアが内部に残ってしまいますとLLCが循環しなくなりオーバーヒートを起こします。

エア抜きは、マニュアルの手順に従って行います。

パイプやホースが多い分、LLCも倍近く必要です。

イベント情報

平成27年10月18日(日)

ところざわ自動車学校「ところざわクラシックカークラブ」主催によるイベント

第19回 クラシックカーフェスティバルinところざわ が開催されます。

年に一度行われる地域最大級のクラシックカーイベントで国内外、メーカー

問わずの2輪4輪が集合します。

ほとんどの車両が、個人オーナー様で遠方からのご参加される方も多く、お話を

伺ってみると、「そんな遠くから自走されてきたのですか」なんてお話も聞けます。

 

展示参加されている方も、見学されに来てる方もみなさんな車好きなので

気軽にトークされています。



こちらの車は以前当店が所有していましたが、レストア後こちらの校長様が

オーナーになられています。


今年も、当店は参加決定してますのでお気軽にお立ち寄り頂ければと思います。

詳しい情報は、TCC「ところざわクラシツクカークラブ」のHPをご覧ください。

見学は無料です。


過充電

電圧計が15Vを超えたり急に落ち込んだりと発電電圧が不安定という事で

ローバー220をお預かりしました。

普通の乗用車はオルタネーターという発電機を搭載していて、それをエンジンの

回転を利用して回転させ発電してバッテリを充電してます。

一般的な車は直流12V車ですが、オルタネーター自体は交流発電機です。

なので交流をダイオードで直流にしてレギュレーターで発生電圧の調整をしています。

これらの部品はオルタネーター内部に組み込まれていて一体となっいています。

なので、オルタネーターはレギュレーターやダイオードが壊れると発電しなくなったり

過充電の原因になります。

通常オルタネーターの電圧は14V前後で調整されるようになっていますので、今回の

15V超えは過充電と言う故障になります。

過充電故障は発電しない故障より他の電気系統、ECUへの負担リスクが高いので

エンジンを停止した方が良いですね。


オルタネーターを取り外します。



オルタネーターの取り付け位置がとても外しやすい位置にあるので作業的には

簡単そうに見えますが、いろいろなホースや配管、配線等を外さないと取り出せ

ません。固定してるボルト類も狭い個所にあるので地道に分解していきます。

交換終了



後はエンジンを始動して、発生電圧の点検をしながら負荷をかけテストを

します。

ミニ E-99X 改

型式がE-99Xのミニを車検でお預かりしました。

E-99Xと言うとミニ1000ccでSUキャブ車だと思っていたんですが

エンジンを始動すると違和感が・・・・・

ボンネットを開けてみると、12Aが搭載 これは1300ccのエンジンですね~

しかもSUツインキャブです。

E-99X ミニ1000ccだとエンジン型式は、99Hです。

明らかに改造車です。

でもですね、車検証を確認するときちっと構造変更の記載がありました。

原動機と触媒 他


とあるショップでジョンクーパーガレージとのライセンスで日本でジョンクーパー仕様に

されたショップの限定車でした。所謂 クーパーです。






余談ですが、このE-99Xの型式のミニは車体番号が 99X-で始まります。

でも実際のオリジナルVINナンバーは SAXXで始まる車体番号が打刻されています。

オリジナルのVINが打刻されているのになぜ後から99X-の打刻を打つ必要があった

のでしょうかね?

今でもその理由を知りません。


余談その2

ミニのクーパーモデルは1967年に生産が打ち切られましたが

1990年か1991年より1年だけ世界限定1650台が発売され、日本でも

650台が割り当てられました。

普通の1300キャブもありましたが、クーパー仕様はオイルクーラーが標準装備

されていました。

以降、1992年から ミニは、1300ccのインジェクションになりました。

その後、衝突安全基準の関係でSRSまで標準装備になり エアコンも標準装備で

快適なミニに進化しました。



ドライブシャフトブーツ交換

エアコン修理中のR114ですが、ドライブシャフトアウターブーツが切れ

CVグリスが飛び散っているで追加で修理です。

右のアウターがパックリ、左アウターは、半切れです。

インナーはひび割れで左右と限界の状態です。

ブーツを全交換します。



通常ですと、インナー側は、ブーツバンドを切ってシャフトだけ抜きますが

R114の場合、特殊な形状で抜けないのでデフの部分に刺さってる所ごと抜きます。

でないと作業がとてもやりずらいのです。

ですので、ミッションオイルも交換です。


アウターCVジョイントのインナーレースにインパクトをあたえ順番に分解して、

最後にインナーブーツを交換します。外側から内側に向け順に分解です。

組み付けはその逆でインナーブーツを先に通し、ダイナミックダンパー、アウターブーツ

を通し、最後にアウターCVジョイントを組み付けます。



アウター側



インナー側



これでドライブシャフトのメンテナンスは終了です。





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