車検でお預かりしてるレンジです。
前回の車検からほとんど利用されていません。
そしてブレーキ警告灯が点灯しているとの事です。
全盛期はレジャーで大活躍され雪道も沢山行かれたそうですが、その分
塩害によるサビは深刻な状況です。
今回は車検を取るか取らないかで検討されているようなので、判断材料を
提供できる点検を先に行います。
ブレーキ警告灯についてはフルード不足で点灯してます。
タンクに液面が見えません!
倍力にアキュームを使うブレーキシステムですがここまで液面が変化する事は
ありません!
明らかにフルード漏れです。
リザーバーをフルードで満たしアキュームの加圧テストをしながら
リークチェックをします。
アキュームも交換時期と判断しますが、やはり漏れていますね~
加圧テストではっきりしました・・・
完全に噴き出してしまいました。
前回の車検でもご案内してましたが、ブレーキパイプも塩害による錆で
交換が必要と。
ちょうどホーシング回りのパイプがダメだったので確認すると別の場所みたい
ですね~
以外にもココはまだ耐えていました。
では何処から漏れてくるのか?
デフキャリアが濡れていますので上をたどるとEXパイプも濡れています・・・
漏れていたのはボディーとフレームの間を通るパイプからでした。
ちょうど止め具の場所ですね・・・
想定外の場所です。
こうなるとブレーキ配管全体が深刻な状況とおもわれますので全交換しないと
安心できません!
まだまだエンジンもミッションも調子は悪くありませんが車体全体、特にシャシ側が
ブレーキ以外にも全体的に塩害による錆が広がり深刻な状況ですので継続検査は
使用状況、今後必要なメンテナンスから考えると受けない方が良いかもしれません!