ローバーミニ 点検

点検でお預かり中のミニです。

左右コーナー等でフロントよりキー音がするとの事です。

オーナー様はベアリングに異常があるのではと推測されています。

長く乗られているだけあってさすがです。

なかなかそこまで推測される事は経験がないと出来ません！

ベアリングに異常があるとベアリングに負荷がかかった時に異音を

発生したり、ガタ等でブレーキディスクが振れ摩擦音がしたりします。

どちらにせよベアリングに問題がありそうです。



まずはタイヤを外すまえにハブガタを点検しますが、左右とも大きな

ガタではありませんがありますね～

分解して点検します。

ブレーキキャリパー、ディスクを外してからハブを外します。



ドライブシャフト側も点検しますが水が廻って少しサビ混じりのグリスです。



まあこれぐらいなら想定の範囲ですね！

でも右側がハブからドライブシャフトが抜けません

確実にサビつき固着しています。

非常にやっかいになります。



取り敢えずプーラー等を使って無理やり外しますが、ベアリングがレース

ごとドライブシャフトに残ります。



こうなるとベアリングを抜き取るのに大変苦労します。

ドライブシャフトにダメージを与えないように注意しながら

ベアリングを破壊するしかありません。

色々な道具を使って削ったりたたいたりしながらの長い戦いになります。



なんとか外せました。



ドライブシャフトは錆びていますが研磨すれば再使用できそうです。

ベアリングも丁寧に破壊したのでドライブシャフトの損傷も無いですね！

今日はここまで・・・・

左側の3倍の時間がかかりました。

もう腕がパンパンで限界！