エンジンとミッションの接合部、ベルハウジング付近からポタポタオイル漏れをするローバー114を
修理でお預かりしました。
漏れているオイルの匂いで判断するとミッションオイルです。
おそらくインプットシャフトのオイルシールの交換が必要です。
ミッションを取り外しての作業になるので部品代の割りに工賃が負担が大きい作業になります。
これがローバー114のマニュアルミッションになります。
ミッションを取り外すとエンジンが中ぶらりになるのでジャッキーで支えておきます。
クラッチレリーズベアリングとガイドが見えます。その裏にあるのがインプットシャフトシールになります。
本来ベルハウジング内は乾いていてクラッチの磨耗した粉が付着いますがオイルでベトベトです。
オイルシールを外すためベアリングを外しガイドを外したところですが、ガイドの内側がインプットシャフトに
接触して磨耗変形をしています。シールの不良だけならこうはなりません。
やな予感ですね~
オイルシールを外すとベアリングが見えます。
オイル漏れを起こした本当の原因はここにいました。
画像では分かりにくいですがベアリングが破損しています。
これではシャフトが正常に回転しないのでオイルシールは役目をはたせません!
ミッションまで完全分解することになつてしまいました。