ローバー75やフリーランダーに搭載されているKV6エンジンのエアークリーナーとスロットルボディー間
にあるラバーダクトにブローバイに含まれるオイルミストが溜まりトラブルの原因になる例があります。
漏れ出たオイルがラバーダクトすぐ下を通るラジエーターホースを劣化させたりインテークマニーホールド
に溜まったオイルが燃焼して排気管から白煙がでたりする場合などがあります。
エアークリーナーを外すとダクトは良く見えます。
この車両も例外なくオイルが溜まっていました。
ダクトを取り外しダクトを逆さにして下側を見るとオイルでビショビショです。
漏れ出たオイルなのかラバーを浸透してきたオイルなのか定かではありません。
ダクト下を通るラジエーターホースです。一応2重構造のホースですが冷却水用のホースで
耐油のホースでは無いためオイルが付着すると変質、劣化します。
すでにホースにオイルが付着しています。
ダクトに溜まったオイルです。
これらのオイルはヘッドカバーからスロットル側に接続されているブローバイホース
正圧側とPVC側の負圧から入ったオイルミストが溜まった物だと思われます。
今回は、このオイルを分離するための「オイルキャッチタンクを取り付けたい」との作業依頼がありまして
効果的に分離する方法を検討しています。
続く