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オールメイクス埼玉ブログ

~修理日記の巻~

MG

今日は、珍しくローバーを1台もお預かりしていません。

オールMGです。

年間を通してこんな日はめったにありません。

さらに、RV8なんかお預かりできれば奇跡的な日なんですけどね・・・・・






まずは、このMGF

ヘッドライト交換です。

やはり反射板が劣化して光量が不足です。

車検ではありませんが、パーツ欠品する事前に準備して交換するそうです。




これで当面はだいじょうぶですね!

MGF ブレーキランプ

ブレーキランプの修理でMGFをお預かりしてます。

「点灯しない」の逆で「点灯したまま」という症状です。

ブレーキランプのコントロールはブレーキペダルに連動する動作スイッチで

どちらかと言うと点灯しない故障の方が多いです。

これは、特にA/T車に多いのですが、信号待ちとかでブレーキペダルを踏んでる

時間が長いのでランプスイッチの接点が焼けて接触不良を起こすリスクが高い為です。

ブレーキランプは、基本21ワットの電球が2個以上使われていますので、電源を

直電でコントロールするスイッチへの負担はそれなりにあります。

運転中もブレーキを踏むたびに ON-OFFを繰り返すのです。

古い車なら、もう何万回繰り返しているでしょうかね?


信号待ちは、サイドブレーキを使ってペダルから足を離した方が負担軽減出来るかも・・

ただ、今回は点灯したままなので接点焼損ではなく単純にスイッチ故障です。


スイッチは、ブレーキペダルの根元付近にあります。

狭い場所に頭と肩、そして腕を入れるので作業的には 体の硬い私にはきつい作業です。

もう脱臼しそうです。



とれました。



新しいスイッチを持って、交換の為 再度潜ります。

ローバー75 オーバーヒート

ヒート系の修理が続きます。

次は、ローバー75、別の要件でお預かりしてましたが冷却水温計が半分より上を

超えてしまいます。

このままでは、間違いなくオーバーヒートします。

原因はラジエーターファンで、オリジナルの3スピードファンです。

オーナー様が2スピード対策パーツをお持ちでしたのでパーツ入荷待ちをすることなく

すぐ交換作業に取り掛かれます。



バンパーフェイスを外し、レインフォースを外すとファンが見えます。

モーターを外すには、さらにライトとコアサポートのAssyを外します。

ここでは、ボンネツトオープナーのワイヤーを外すので、目立つように固定します。



これをやらないと、接続するのを忘れてボンネットを閉めてしまい

大変後悔することになります。



外したパーツです。

モーターを交換する間こちらは作業に関係ないので邪魔にならない場所へ・・・・



コアサポートを外したら、ファンシュラウドをずらします。

この作業には、少し慣れが必要です。

モーターは内側で固定され、外から抜き取ります。

モーター、配線、リレーのセットパーツです。



これを、対策の2スピードモーターに交換しさらにオーナー様のご希望で

抵抗器のグレードアップをします。

電流量が大きいので配線はハンダ付けして収縮チューブで防水します。



後は、車両に取り付けて元に戻していきます。

抵抗器の固定は付属のステーを加工して流用してます。



配線のかみこみや、固定を確認して最後にファンを取り付けます。

R416ツアラー ヒートぎみ

タコ足付けたり、車高調付けたりして良くお預かりするおなじみの

R416ツアラーです。

以前よりヒート気味というお話を聞いていましたが、タコ足の放熱が影響

してるのかな?と思ってました。(先入観)

その後も何度かお預かりしてたと思いますが特に気づきませんでした。

ところが、オーナー様が原因を発見!

「2つ付いているラジエータークーリングファンのうちの1つがモーターのシャフトから

ファンが脱落しモーターだけが空転してる」・・・・・・と



あ!本当ですね~



パッと見、解らないのですが確かにファンが外れています。

顔を近づけて良く見ないわからなのです。

でもですね~

外れているはずのファンがなぜプラプラしないで中央に維持してられるのでしょうか・・・?



とりあえず順に外して行きます。



ファンシュラウドを外してもまだファンは脱落しないで中央にあります?

なんで落ちないのでしょうかね~



なるほど・・・・

ありえない事が起きてます。

ラジエーター本体を構成する張りの内側へファンが入りこんでいます。

しっかり食い込んでいますね~

限られたスペースしかないのにどうしたら内側へ・・・?

考えてもしょうがないので、ここはスルーです。


脱落したファンをモーターに付けなおそうと思ったのですが、ファン側の

キー溝部分が摩耗して使い物にならないので交換です。



オーナー様は、交換する部品もご持参頂いています。

準備がいいですね~



ちゃんと動いてますよ!

機械加工

ワンオフパーツの製作やパーツ供給終了などで現物修理を必要とする

場合は作るしかないです。

ただ、大量生産するわけではないのでどうしても高価になります。

小さなパーツを作るにしてもジュラルミンで作るか、スチールで作るかで

材料の価格も違いますし、作る物の倍近いサイズの材料を仕入れないと作れません。

そこから図面を作ってその通りのサイズに加工していきます。

これも機械加工だから早く出来るというわけでなく、工作機械に材料をセットしたり

調整をしたりするのですぐに加工できるわけでもないです。

加工が始まっても1ミリ単位で切削するので、何度も何度も同じ場所を往復しながら

徐々に仕上がり寸法へ近づけて行きます。

なので、材料代のほか、時間がとてもかかるのでどうしても価格に影響してしまいます。

1円硬貨を作るのに材料費 アルミ原価0.7円、その他製造や人件費で1円・・・・・

1円玉作るのに2円ほどかかるそうです。

ちなみに100円硬貨の製造コストは25円だそうです。





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