今年最初の作業になります。
年末にお預かりしたR800の着手です。
「右リヤフロアーに雨水がたまり雨漏れしてる」との事です。
車の修理でやっかいな部類に入るのが雨漏れです。
濡れている、又は溜まっている場所付近が原因と思われがちですが
ほとんどの場合違います。
滲入する個所はだいたい意外な所が多く探すのは本当に大変です。
例えると、濡れている 溜まっている所が湧水で、滲入個所が何時どの山に
降った雨?って言うぐらい特定しずらいです。
現車の方は、リヤフロアーカーペットの上が濡れています。
まず、上から溜まったのか?下から滲みて上がってきたのかが不明・・・・?
シート類を外し、カーペットをめくり断熱材を剥がします・・・・・
リヤもフロントもウレタンフォームの断熱材が給水されビショビショです。
これでは、前から入ったのか後ろから入ったのかも分かりません・・・・
どんどん診断範囲が広がります。
フロアーには大量の水が溜まっています。
リヤ
そしてフロント
フロントは半分程浸水してます。
フロントの方が水が少ないですが、水は低い方に流れ低い所から溜まります。
この段階では滲入個所は前なのか後ろなのか分かりません!
現行犯で抑えるしかないのです・・・・・
とにかく、溜まっている10リットルほどの水を吸い上げ、ふきあげて
水気を取ります。
ただこの作業がヌルヌルしてて不衛生感がつらい・・・・・
診断するにも直すにもまずは乾燥させなくてはならないので避けては通れない作業です。
しばらくこれで乾燥させます。
乾燥したら、ルーフからシャワーリングテストをして水の滲入経路を
現行犯で抑えます。
伝ってくる所をさかのぼる感じです。
その繰り返しになるので時間がかかります。
テストは明日行います。