バックライトがガラス製(熱線入り)の幌への張替え作業です。
バックライト部分は劣化して視界ゼロ、硬化して裂けています。幌部分も劣化して裂けてきています。
リベットで取り付けてありますので、ドリルで揉んではずしていきます。
骨組み部分のボールリンクの部分が固着しており、折れてしまっています。
取り外して、溶接修理です。
こんなかんじで..
防錆します。
ビニール製の幌の場合、ルーフ部分の一番後ろのフレームが幌自体に固定されているのですが、
ガラス一体式の幌は、フードを折りたたむ関係上、このフレームは幌には固定せずフリーとなります。
なので、ふらふらにならないように幌の代わりにベルトを張ります。
そして新しい幌を張っていくのですが、
初期のものと後のものとで、幌フレームの形状が異なります。
雨漏れ軽減のために、ウェザーストリップの合わせ目を覆うようにフレームが延長されています。
こんな感じです。(別車両の画像です)
なので、同じように延長します。
同じ厚さの鉄板を切り出して、ぴったりくるように削ったり曲げたり...
こんなかんじです。
スパッタが飛ばないように、TIG溶接で付けていきます。
防錆処理です。
新しい幌をかぶせて、
リベットで固定していきます。
熱線を機能させる為のリレーとスイッチです。
取り付ける配線は隠れているので、掘り出します。
リレーとスイッチを取り付けて熱線の作動確認。
完了です。