積み換えの為ドナー車からは外したエンジンのメンテナンスをしました。
実績のあるエンジンで実走行6万キロ、特にオイル漏れは無いので
サーモスタットセットとタイミングベルトのセットそしてウォーターポンプの
交換で問題なく今後動くと思われます。
次は、交換する車両のエンジンを取り外します。
本来は現物エンジンの修理がベストですが、ライナーからクランクケースへのクーラント漏れ
するエンジンはリスク大です。だいたい過去にオーバーヒート暦有りのエンジンです。
オーバーヒートによる歪を抱えたエンジンのライナー交換をしても再発率は高いです。
そしてすでにエンジンの油圧低下を起しています。
これは、オイルに冷却水が混じりオイルポンプや、メタルにカジリや異常磨耗を起している
典型的なパターンですので復活させるにも再発のリスクを抱え沢山の部品を必要とするでしょう。
交換するエンジンのオイルを排出してみました。
先日の作業でオイルパン内の状況を確認した後、新油を補充しましたがすでにオイルと
冷却水が混ざり乳化の手前の状況です。
潤滑を必要とする部分のダメージは大きいと思われます。