R400ツアラーのブレーキ修理続きです。
ブレーキフルードを抜き、マスターシリンダーを外す作業です。
ブレーキパイプを切り離しますが、なぜかこのシリーズはフレアーが
とても固くいつも緩みません。
まず手前側のフレアーをおそろおそろ力をかけて行くとバキッと鳴って後はするする
緩みました・・・・
しかし奥側はバキッと鳴ってからも固く、緩む抵抗は破壊を感じるほど・・・
シリンダーはアルミ製なので柔らかい素材です。対しフレアーは鉄なので
破損するのはシリンダー側になります。こまった!
とってもリスキーな作業になってきました。
このままむりに緩めても結果が見えます・・・・
おそらくサビでの固着と思われますのでちょっとずつ力を加え、締めたり
緩めたりを潤滑しながら慎重に時間をかけて緩めてやるしかないです。
なんとか外せました。
通常であれば5分で外せるマスターシリンダーですが、今回は1時間
近くかかりました。
幸い、シリンダー側の雌ネジに破損はありませんでした。
後は、OH
分解方法は車種によっていろいろですが基本構造は同じです。
ピストンを固定するクリップやピンがあるのでそれらを外せば
中身が全部でてきます。
今回のシリンダーピストンは、プライマリとセカンダリの2構造です。
パーツは別々販売ですが両方交換は必須です。
奥が古いパーツでカップ部分の張りが弱くなっています。
パーツを綺麗に洗浄したらカップグリスを塗って組み付けて、車にもどし
ブレーキフルードを入れてエア抜きをすれば終了です。
このブレーキのフルード指定はDOT4です。