Home > 記事一覧

オールメイクス埼玉ブログ

~修理日記の巻~

ローバー75 テストブック診断

テストブックでの診断が必要なローバー75を2台お預かりしてます。

作業スケジュールやパーツオーダーのタイミングを調整しなければ

ならないので、作業の合間を見て先に診断だけしておきます。

手前のR75は、A/C関連で外気温度表示が実際よりも高くなっています。

そして奥のR75がミスファイヤーでエンジン不調をおこしています。

まず先に奥のR75から診断・・・・




故障コードを読み込みました。



4つ記録されていますが「P0304」以外は定番なので無視します。

「P0304」は4番シリンダーのミスファイヤーです。

分かりやすく言うとスパークプラグから点火火花が出てないので

4番シリンダーは、ガソリンが燃焼してないと言う事ですね。


ミスファイヤの原因で一番多いのは末端のダイレクトイグニションコイルか

スパークプラグその物です。



さあ、不具合はこの2点のパーツに絞られました。

どっちでしょう?

ここからはアナログ的に診断します。




スパークプラグクリーナー&テスターを使います。

プラグが正常ならコイルが不良ど断定できますね。

 

コンプレッションエアーと電源を接続してプラグをテストしますと

正常にスパークしてるかどうか目視で確認できるすぐれ物です。





R75のプラグの結果はOKでした。

原因は、ダイレクトイグニションコイルです。



余談



因みにこのテスター、便利なのでついつい使っちゃいますけど1950年代の

貴重なアメリカ製の物をレストアした物です。

お店のコレクションであり商品でもあります。

ローバー・ミニ クーラント漏れ

始動不良でお預かりしてるローバー・ミニはスターターモーター他を交換して

アース線の強化をしてます。


C・ミニはフロントエンジンでバッテリはリヤトランク内です。

一般的な車と違ってエンジンルームにバッテリを搭載してないのでエンジン本体への

バッテリ直のアースケーブルはありません。

アースケーブルはトランク内でボディーアースされてるだけです。

これが時々アース不良を起こし問題を起こす事があります。

すべてがボディーアースだと接合部の接触抵抗が増した場合、

本来流れてはいけない所へ電流が流れます。

過去にクランキング時、スロットルケーブルがアース線となりそこへ電流が流れ

スロットルケーブルが溶けた事例があります。

めったに有る事ではありませんが念の為ついでにアースを強化します。



アース線を加工して取り付けていると・・・・・

なんかこのへんあやしいですね~



茶色く汚れています。

間違いなくクーラント漏れの後ですね~

しかも茶色・・・・

クーラントが劣化してる証拠ですね!

ラジエーターキャップを開けると・・・・・

やはり

もうコアが露出してますね~

クーラントは減り劣化もしてます。

状態からしてウォーターポンプやサーモ廻りは交換しないとだめですね!



中途半端に直すと再発しますので・・・。



クーラント漏れ修理が追加作業となります。

トレーリングアームブッシュ交換

日曜日は臨時休業させて頂きました。

と言う事で、本日も昨日に続き定休日となりますが、作業の遅れを

取り戻す為、お店で作業をしてます。




車検でお預かり中のローバー400ツアラーは無事に検査は合格しております。

ただ、リヤサスのトレーリングアームブッシュが切れていますので交換します。



本来なら継続検査で指摘されると不合格となるブッシュですが検査員からは見えない

場所にあるので見落とし合格です。



でも合格していても無視できないパーツなので交換します。

このトレーリングアームはこのブッシュを起点に可動しますので

ここがフラついてるとアライメントやジオメトリーが安定しません。

交換は、アームを外して、ショッププレスを使って行います。

けっこう手間のかかる作業になります。



左右のアームを外しました。

後は、ブッシュ交換します。





余談



先日の作業でバッテリ比重を測定する作業をしましたが、簡易的な

物では、スポイトの中に浮きが入ったタイプを使います。

でも今回使ったスコープみたいな測定機なんですけど、これは光の屈折を

利用した物になります。

覗きレンズからなんとか写真がとれましたので・・・・

こんな感じです。



左はバッテリ電解液の比重値(電解液測定中の画)

サンプルは、1.25弱を指していますね。



右はクーラント用でサンプルを乗せれば濃度と凍結温度値が

測定できます。

ミニ 故障

サーフブルーのミニをお預かりしました。

コンビニに寄った後に「エンジンが再始動できず」です。

良く聞く話です。

バッテリが原因の場合がほとんどです。

でも今回はちょっと様子が違いますね~

バッテリはまだ交換して1年ぐらいでしょうか

以前からセルが重い感じのようですがセルモーター本体の故障でしょうか・・・・?

まずはバッテリをフル充電にしてバッテリの電圧や比重を測定してみます。



電圧測定と充電



比重も測定



とりあえず何をテストするにも電源を完全にします。

この後、漏電や電圧降下などの測定しながら診断をしたいと思います。

アース線の状態も重要ですよ!




お知らせ



先日のご案内通り、明日 9月18日(日)は臨時休業とさせて頂きます。

ご不便をおかけしますが、宜しくお願い申します。

他は、通常通りとなります。

蒸気機関車

地元の市が運営する公園にSL D51が展示してあります。

昔はそれっぽく展示されていたのですが、今では劣化がひどく「危険」

と言う事で廻りを柵で囲み近寄る事も出来ません。

せっかく譲り受けたSLなのになんでこんな姿になるまで放置するんですかね~

ペンキとか支給してくれれば塗りに行くんですけどね~

これ以上放置してらペンキを塗る鉄板がなくなりそうです。



基本的に古い物は大切にしたい方なのでこういう姿を見るのはつらいです。


一方では営業運転に向けてレストアされてるD51やアメリカでも最大級クラスの

ビッグボーイがレストアされていてるようで復活の待ち遠しい話もありますが・・・・








こどもの頃の思い出!





今何処に?




カレンダー

03 2025/04 05
S M T W T F S
1 3 4 5
6 7 9 10 11 12
13 14 16 17 18 19
20 21 23 24 25 26
27 28 29 30

カテゴリー

オールメイクス埼玉 ホームページ

http://allmakes.ashigaru.jp/

最新コメント

[02/05 オールメイクス埼玉]
[02/04 Sekikawa]
[07/20 Robertagign]
[12/11 オールメイクス埼玉]
[12/09 雷鳥]

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

P R