準備完了

R２１６の作業に集中しています。

最終段階に入り、最後にハブを点検です。



左右ともハブを外して水の浸入や、錆の状況を確認してます。

内部はとても綺麗なのでおそらくベアリングは大丈夫だと思われますので

このまま使います。



そして、トレーディングアームのブッシュ交換です。

このブッシュは、経年劣化で亀裂が入ります。

これも例外なく亀裂があります。

パーツは個人輸入でオーナー様が御用意して下さいました。



油圧ショッププレスと特殊工具を使って交換になります。

まず古ブッシュを抜きます。



 

非常に強い力をかけますのでアーム自体を曲げないよう注意が必要です。

そして新しいブッシュを入れます。

上下左右、向きがあります。



交換終了です。

次は防錆ペイントです。

POR-１５を使います。

乾くと硬質の強力な防錆塗膜になります。

多少の錆が残っていても錆の上から塗れるすぐれ物です。

 

これで準備完了です。

後は、車両への組み付けです。

ボルト抜き

作業中のR２１６ですが、やはり錆の問題で分解時に折れてしまった

ボルトが何本もあります。

ほとんどが、ブッシュ内のカラーとボルトが錆で一体化してしまい

ボルトが半分ぐらいの所で折れています。

ナット側は、立て込みなのでどうにもならなく切断しかありません。



時間をかけて根気良く慎重に切断して、使う部品を再生します。



こんなのが数か所あります。

立て込みのナットは切断し、ボルト・ナット使用に変更します。

この方が後々メンテナンスが楽になります。



左右分が、パーツとして整いました。

これから、ハブの分解、トレーディングアームブッシュの交換をして

防錆ペイントとなります。

鋼鉄の色

R２１６のサビ処理作業が続きます。

まずは、とにかくサビを取る　これだけです。

ある程度はエアーツールを使って削り落しますが、基本的には手仕上げになります。

平らな板を削るわけではなく、複雑な形状のパーツですからツールがどうしても

細かい所に届きません。

なので時間がとてもかかります。


とりあえず、スタビライザーバー

お預かりするお車の中でサビの度合いはトップクラスです。



でもですね～

今は輝き度トップです。

磨きあげたスタビライザーバーには、１８と刻印がしてありました。

これは、バーの直径を示す刻印です。

モデルによって太さを変えてスタビの作用を調整しています。

 







ちょっと気分転換

合間に薪割り・・・・・




これは、今期使う分ではありません。

来年使う為の薪を今から準備するのです。



この適度な運動で気がついたのですが、

９０キロ近くあつた体重が少し減り、体脂肪率が下がったのです。

メタボに良いかもです？

委託販売品

お客様からお預かりしてる委託販売品が御座います。


昨日お預かりした物は、アメリカン・ビンテージ冷蔵庫です。

数年前に当店でレストアした物をご購入頂き、今回コレクション入れ替えとの

事でお預かりしています。

１９５０年代の冷蔵庫は大型の物が多いですが、この冷蔵庫は小型でインテリア

としても場所をとらないちょうど良い大きさの冷蔵庫です。

ショップや、御自身の部屋におけるサイズですよ！



メッキも綺麗です。



それと以前お預かりしたホンダ・モンキー




いずれも店頭にあり、現物確認できますのでご興味がある方はお問い合わせ

頂ければと思います。

防錆ペイント

サビの記事が続きますが、ではある程度サビを落としたら後処理はどうするのか？

当店で、困ったサビの防錆処理は強力な防錆ペイントを行っています。

本来ならば、パーツを完全分解し薬品に漬け込んでサビを溶解しから電気的な防錆処理を

行ってパウダーコートを行えれば一番良いのですが時間とコストが増大します。


そこで強力な防錆ペイントとなるわけです。

レストアをする方や、バックヤードビルダーの方にはよく知られるアメリカの企業が

販売するコレです。



POR－１５

工具専門店や通販でも入手できる防錆塗料です。

車だけでなく、船舶や航空機にも使われています。

当店でも、昔から使ってる実績のある商品です。

ただ、ちょっと高価なのと一度開封すると保管に気おつけないと

固まってしまいす。

ご自身でチャレンジされたい方は、POR-15のHPで詳細を確認してください。