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オールメイクス埼玉ブログ

~修理日記の巻~

お知り合い

何台かローバーをお預かりしてます。

修理の内容は異なりますが、ここにあるローバーのオーナー様は

オフ会とかでそれぞれお知り合いだそうです。



打ち合わせしたかのように集まっていますが、どうやら偶然みたいですね!

また別の機会にお集まりできたらBBQでもやりましょう

タコ足付けつづき

やるべき作業が決まったので加工の作業に入ります。

まずフロントメンバーの取り外し



ダウンパイプに干渉する部分



このしるし部分を切り取り十分なスペースを確保します。



こんな感じで切り取りました。

とりあえずこの状態で一度車両に仮組みをして、ダウンパイプも仮組みを

します。ダウンパイプはこの時すでにフランジは80%切り離してあります。

方向は、ほぼあっているのでキャタライザーとの高さを合わせます。



こんな感じで切り離した部分から必要分を曲げます。



角度が決まったらダウンパイプをはずしてフランジ部分を再溶接します。



キャタライザーまで足りない部分もエクステンションして再溶接します。

 

フロントメンバーも切り取った部分に補強の鉄板を張り再溶接します。



全体の作業が終わったので車両へ仮組みをして、排気漏れと干渉を

点検します。



大まかな部分はこんな感じで次は、疲労破断を防止するためのブラケット

製作と、熱害対策への作業となります。


つづく

R416 ツアラー タコ足取り付け

 もろもろの作業で R416 ツアラーをお預かりして作業してます。

本日は、お預かりしたタコ足を取り付ける準備作業です。

ツアラー用ではありませんので流用です。



なかなか出来の良いパーツです。本当は何用なのでしょうか・・・・。

まず、現車の遮熱板を外して取り回しや形状、スペースを検討します。



エンジンのヘッド廻りから腰下までのスペースは問題なさそうなので

ノーマルのエキマニ、ダウンパイプ、キャタを外して現物確認をします。



取り外したパーツとタコ足を比較して流用可能か検討します。



良く似ているのでポン付けできそうな錯覚や期待をしますが

ポン付けできたタコ足は過去に一度もありませんでして・・・



まず、ダウンパイプの長さが短いですね。

実際に現車で確認します。



ヘッド廻りはまったく問題ないですね~

つづいてダウンパイプへ

方向は問題ないですが、間にキャタを入れると寸足らずなので

エクステンションが必要です。



そして一番の問題はフロントメンバーにダウンパイプが干渉し

フランジ面が合わない。



タコ足の曲げなおしも考えましたが、メンバーを加工したほうが

コスト的には良いでしょう。

メンバーの干渉する部分は切り取り厚めの鉄板でレインフォースすれば

強度的には解決できるのでメンバー加工で検討します。




つづく


ローバー75 オーバーヒート

オーバーヒートでレッカー入庫しました。

状況が分からない場合は、無理して自走せずレッカーで移動するのが得策です。

オーバーヒートは、エンジンに深刻なダメージをあたえる原因の一つです。



作業


ラジエーターキャップを開けてクーラントレベルみると空です。

ヒートした直接理由です。

冷却ファンは作動してるようなので、減った理由はどこからかクーラントが

漏れてると思われます。

アンダーカバーを外すとエンジン下部にクーラントの漏れ後があります。

これだけの漏れ後があってもアンダーカバーがついていると路面に垂れる前に

乾燥してしまい、気づかない事もあります。



フェンダーライナーを外し、クランクプーリー側からも確認します。

 

クランクプーリーのタイミングベルトカバー付近からクーラントが漏れた

後があります。

見えませんが、さらにその上にウォーターポンプがありますので

漏れの原因はポンプで間違いないですね。



新しいポンプに交換です。

面を綺麗に清掃し、他に問題がなければ組み戻します。

この車両はタイミングベルトの交換歴があり付近のパーツはベルトを含め

再使用可能な範囲なのでポンプのみの交換となりました。

燃料ポンプ交換

お預かりしたディスカバリー・シリーズⅡは、

「ガソリン臭い テールゲート開かない」と言う事で入庫

車体の廻りは、確かにガソリンの臭いがします。



下回りを目視で点検すると燃料タンクにガソリンの滴があります。

揮発性の高いガソリンが滴で存在と言う事は、滲みレベルではなくある程度

流れ出る漏れと推測されます。

燃料ポンプ廻りからの漏れがなければタンクを取り外して点検する

必要があります。

しかし、燃料ポンプのサービスホールは荷室フロアーにあります。

まずは、テールゲートを開けない事には先に進めません。

でも、ご依頼の通り外からも中からも開きません。

最悪どこか穴をあけて壊すようかなと思いながらいろいろ挑戦!

集中ドアロックは解除されてるようなので隙間を探して針金などをつ込んで

開ける努力をしてると奇跡的に開鍵!



また閉まって開かなくなる前にラッチを取り外します。

けど、不具合個所が発見できたのでこのまま修理へ

部品交換しないで現物の修理で済みそうですね~

その分、費用負担は軽減されます。



動作確認をして終了です。

このまま燃料ポンプの点検へ・・・・。


カーペツトをめくるとサービスホールがあります。



その蓋を外すとタンクに装着されているポンプを確認できます。



ポンプ廻りはガソリンでビショビショです。

漏れはここ以外無いでしょう。

IGキーをオンにしてポンプを作動させるとガソリンが本体上部より湧き出てきます。

キーをオフにしても燃料配管の残圧がなくなるまで漏れ出てきます。

そう言えば、エンジンを始動するときクランキング時間が通常より

長く感じてました。待機残圧がなかったんですね~

始動の遅れもこれで解決です。

燃料ポンプ交換で。

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