ローバー７５ ウインドレギュレーター 修理

リヤウインドウを上下させると、いやな音がします。
リヤのウインドレギュレーターを取り外したところです。




ガラスを取り付ける部分とレギュレーターのレール部分を連結させる部品（白い樹脂パーツ）が、破損しています。




オリジナルパーツとしては部品の設定がないのでASSY交換となるのですが、いろんな部品があるもので、アフターパーツとして白い樹脂パーツのみ入手出来たりします。




ASSY交換よりも、かなりコストパフォーマンスに優れた修理内容となりました！

MGF 幌（熱線付ガラス） 張替え

バックライトがガラス製（熱線入り）の幌への張替え作業です。


バックライト部分は劣化して視界ゼロ、硬化して裂けています。幌部分も劣化して裂けてきています。
 


リベットで取り付けてありますので、ドリルで揉んではずしていきます。



骨組み部分のボールリンクの部分が固着しており、折れてしまっています。



取り外して、溶接修理です。



こんなかんじで．．



防錆します。
 


ビニール製の幌の場合、ルーフ部分の一番後ろのフレームが幌自体に固定されているのですが、
ガラス一体式の幌は、フードを折りたたむ関係上、このフレームは幌には固定せずフリーとなります。
なので、ふらふらにならないように幌の代わりにベルトを張ります。



そして新しい幌を張っていくのですが、
初期のものと後のものとで、幌フレームの形状が異なります。
雨漏れ軽減のために、ウェザーストリップの合わせ目を覆うようにフレームが延長されています。
こんな感じです。（別車両の画像です）



なので、同じように延長します。
同じ厚さの鉄板を切り出して、ぴったりくるように削ったり曲げたり．．．



こんなかんじです。



スパッタが飛ばないように、TIG溶接で付けていきます。



防錆処理です。
 


新しい幌をかぶせて、
 


リベットで固定していきます。



熱線を機能させる為のリレーとスイッチです。 
 


取り付ける配線は隠れているので、掘り出します。


リレーとスイッチを取り付けて熱線の作動確認。


完了です。 

ローバー７５ ドライブシャフト

エンジン交換作業中のローバー７５ですが、右ドライブシャフトにダメージが
あるのでこちらもドナーから取り外した物を移植します。
このドライブシャフトのパーツカタログ名称「インターミディエイトシャッフト」部分は
現在、本国でも欠品中のため新品の入手が困難となっています。
中古パーツも数に限りがあるのでリペアパーツの開発をしないとだめですね！
取り外したダメージのある右ドライブシャフトAssyです。
特にめだった外傷はありませんがベアリング部分が破損してます。

ベアリング部分をアップしますと隙間から破損してるベアリングの構成部品が
見えます。ボールが片側によりガタガタでグリスも無くなっています。

R75ドナーエンジン メンテナンス完了

積み換えの為ドナー車からは外したエンジンのメンテナンスをしました。
実績のあるエンジンで実走行6万キロ、特にオイル漏れは無いので
サーモスタットセットとタイミングベルトのセットそしてウォーターポンプの
交換で問題なく今後動くと思われます。

次は、交換する車両のエンジンを取り外します。
本来は現物エンジンの修理がベストですが、ライナーからクランクケースへのクーラント漏れ
するエンジンはリスク大です。だいたい過去にオーバーヒート暦有りのエンジンです。
オーバーヒートによる歪を抱えたエンジンのライナー交換をしても再発率は高いです。
そしてすでにエンジンの油圧低下を起しています。
これは、オイルに冷却水が混じりオイルポンプや、メタルにカジリや異常磨耗を起している
典型的なパターンですので復活させるにも再発のリスクを抱え沢山の部品を必要とするでしょう。

交換するエンジンのオイルを排出してみました。
先日の作業でオイルパン内の状況を確認した後、新油を補充しましたがすでにオイルと
冷却水が混ざり乳化の手前の状況です。
潤滑を必要とする部分のダメージは大きいと思われます。

R75 ドナーにしました。

ミッションが壊れてたＲ７５はいつか復活させようと考えていたのですが
めどが立たない為、ドナーにする事となりました。
エンジン交換を必要とするＲ７５をお預かりしましたのでこちらに提供する
方向となりました。
まずはドナーからエンジン、Ａ/Ｔ　Assyを外してからひ必要なメンテナンス
を行い、提供の準備をします。