メンテナンスで、1973y ポルシェ・914をお預かりしてます。
6気筒ではなくVWエンジンの2リッター4気筒搭載です。
個人的には、VWエンジンのほうがアフターパーツが豊富で楽しめます。
914、ビートル、カルマンギアはどちらかと言うとドイツ生まれアメリカ育ち
で現在も空冷水平対向エンジンの人気は衰える事がありません。
今回使用するパーツもすべて米国ショップからの直輸入品となります。
メインの作業はウェーバーキャブの交換です。
オリジナルの仕様はメカニカルインジェクションだったのですが、オーナー様が
この914を入手した時は、すでにキャブ仕様に変更されていました。
交換の目的は、いじくりまわされすぎた調整箇所の摩耗や燃料漏れがひどいので
新品へ交換となりました。
交換するキャブです。
オーナー様の手入れが良いので問題がなさそうにみえますが
もうデリケートな調整ができません。
そしてデスビです。これはもう交換したアフターパーツのデスビで
ポイント点火からフルトラにしました。
そしてこのデスビはバキューム進角付きですのでよりスムーズなエンジン
コントロールができ乗りやすなります。オリジナルはありません
デスビのバキューム進角を作動させるため負圧の取り口を取り付けます。
キャブの加工はしないで、マニーホルドとキャブの間に挟み込むキットを
使用します。
ただ、もともと付いているパーツではないのでキャブを取り付けるボルトの
長さが足りなくなります。
キットの中には入っていないので延長ボルトを製作するしかありません。
このへんは「工夫しろ」って言う暗黙のアフターパーツです。
輸入車ではよくあることです。