ブレーキ故障をしたクラシック・ミニをお預かりしてます。
警告灯が点灯しブレーキペダルも深く踏まないとブレーキがきかないそうです。
クラシック・ミニのブレーキ警告灯は、ブレーキフルードレベルが規定値以下に
なると点灯します。
ですので、ブレーキパッド等の摩耗や漏れなどでレベルが低下すると点灯します。
今回、
外観の点検でのパッド等の摩耗、各ブレーキシリンダーからの漏れはありません。
ただ、ブレーキPバルブ付近が濡れています。
おそらく原因でしょう。
Pバルブは前後のブレーキのバランスをとるためについています。
これがないとブレーキをかけた時リヤタイヤが簡単にロックしてスピンをします。
クラシック・ミニの場合Pバルブはフロントサブフレームタワーのトップ付近
についています。
ブレーキマスター等が邪魔をして良く見えない位置です。
確認するにも、作業するにも廻りを大きく広げないと手が入らないので
ブレーキマスターをマスターバックごと一式取り外します。
Pバルブが良く見えます。
触るとやはり濡れていますので原因でまちがいないでしょう。
交換です。
余談
近代の車では、警告灯等のチェックはイグニションをONにするとメーターパネル
内で自動に点灯し正常に作動するか自己チェックをしてくれます。
クラシック・ミニのブレーキ警告灯は自分でスイッチを押して点灯すればOKとなります
警告灯自体がスイッチになっています。
押しても点灯しない場合はブレーキフルードが規定値以下になっていても気づきません
ので乗る時は確認してくださいね。