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オールメイクス埼玉ブログ

~修理日記の巻~

ローバー75 ABS TC ランプ点灯

ABS、TCランプ点灯で、ローバー75をお預かりしました。

月に一度はご依頼のあるおなじみの故障です。

エレクトロニクスの故障なので、目視で判断する前にテストブックで診断です。

まず故障コードを確認



フロントホイールスピードセンサー回路不良と出ています。

という事は、センサーの不良か、断線でほぼ間違いないです。



で、交換したスピードセンサー(ABSセンサー)です。

断線はしていませんが、表面のゴム被膜が劣化して中のリードワイヤーが

むき出しになっています。

こうなるとリードワイヤーを伝って水がセンサーやカプラーにしみ込んで

腐食して故障します。

ちなみに、ABS TCランプが点灯して おまけにスピードメーターが動かなくなったら

フロント左のスピードセンサー不良です。

なぜなら、スピードメーターはフロント左センサーの情報を元に動作してます。

ミニ クーパー

小さなクラシカルなミニを見ると「あ!ミニクーパー」なんて声を耳にしますが

ミニとクーパーは別物とエンスーな方なら心の中で思うでしょう。


今月2台目のクーパーをお預かりしました。

こんな月もあるんですね~

といってもビンテージなBMCのころではなく、ローバーになってからのクーパーです。

本家、イングランドのジョンクーパーガレージ出です。

オーナー様によると限定生産数がとても少ない仕様だそうです。





 

ローバーJPでは、正規輸入されていませんし ローバーも製造していません。

ローバーが車両を製造しジョンクーパーガレージでモディファイされたミニです。

並行輸入で日本へ渡ってきたミニですね。


日本国内を走ってるほとんどの輸入車は正規輸入車で、所謂ディーラー車です。

正規輸入車は世界各国で生産されたほんの一部で、本当はもっと沢山のメーカーや

グレードもあり、知らない車の方が多いと思います。

もしかしたら、一目惚れするような発見があるかもしれませんね。


で、今回お預かりしたこのクーパーは「フロント廻りより金属音がする」との事で

すが、どうやらファンベルトのスリップ音のようです。



Vベルト仕様です。

昔はよく見かけたベルトですが、今ではほとんどの車両がリブベルトで

幅広の薄べったいベルトです。


ベルトが摩耗してプーリーに食い込んで底づきしてます。

こうなると摩擦力が減り、張りを調整してもすべりますのでベルトの交換が

必要になります。

MGF クーリングシステム

予防整備でMGFをお預かりしました。

「冷却システムのホース類を今まで交換してな」と言う事で、ヒーター廻り以外のホース

すべてを交換します。

お持ち込み頂いたエンジンから、ラジエーターまでのホースとウォーターレール、そして

エキスパンションタンクです。



ただですね~ MGFはリヤエンジンで限られたスペースしかなく、とても

作業がしずらいのです。

特にエンジンのウォーターレールは、インマニの下にあってホースやサーモも

接続されてますし、パイプその物もブロックにボルトで固定されていますので

簡単に取り出せないのです。

接続部分やボルト位置を確認するのに鏡を使って作業しますが、動作が鏡の画と手が

逆になるので、急にひどい不器用になったような感じで手の動きと脳みそが混乱します。



ラジエーターは、リヤのエンジンルームにはなく、フロントについています。

フロントまでは、床下の長いウォーターレールと長いホースで接続されています。


交換したすべてのパーツです。



交換後、重要なのは冷却液「LLC」が流れるシステムのエア抜きです。

MGFは冷却システムがリヤからフロントまでと長いのでエアがとても抜きずらいです。

エアが内部に残ってしまいますとLLCが循環しなくなりオーバーヒートを起こします。

エア抜きは、マニュアルの手順に従って行います。

パイプやホースが多い分、LLCも倍近く必要です。

イベント情報

平成27年10月18日(日)

ところざわ自動車学校「ところざわクラシックカークラブ」主催によるイベント

第19回 クラシックカーフェスティバルinところざわ が開催されます。

年に一度行われる地域最大級のクラシックカーイベントで国内外、メーカー

問わずの2輪4輪が集合します。

ほとんどの車両が、個人オーナー様で遠方からのご参加される方も多く、お話を

伺ってみると、「そんな遠くから自走されてきたのですか」なんてお話も聞けます。

 

展示参加されている方も、見学されに来てる方もみなさんな車好きなので

気軽にトークされています。



こちらの車は以前当店が所有していましたが、レストア後こちらの校長様が

オーナーになられています。


今年も、当店は参加決定してますのでお気軽にお立ち寄り頂ければと思います。

詳しい情報は、TCC「ところざわクラシツクカークラブ」のHPをご覧ください。

見学は無料です。


過充電

電圧計が15Vを超えたり急に落ち込んだりと発電電圧が不安定という事で

ローバー220をお預かりしました。

普通の乗用車はオルタネーターという発電機を搭載していて、それをエンジンの

回転を利用して回転させ発電してバッテリを充電してます。

一般的な車は直流12V車ですが、オルタネーター自体は交流発電機です。

なので交流をダイオードで直流にしてレギュレーターで発生電圧の調整をしています。

これらの部品はオルタネーター内部に組み込まれていて一体となっいています。

なので、オルタネーターはレギュレーターやダイオードが壊れると発電しなくなったり

過充電の原因になります。

通常オルタネーターの電圧は14V前後で調整されるようになっていますので、今回の

15V超えは過充電と言う故障になります。

過充電故障は発電しない故障より他の電気系統、ECUへの負担リスクが高いので

エンジンを停止した方が良いですね。


オルタネーターを取り外します。



オルタネーターの取り付け位置がとても外しやすい位置にあるので作業的には

簡単そうに見えますが、いろいろなホースや配管、配線等を外さないと取り出せ

ません。固定してるボルト類も狭い個所にあるので地道に分解していきます。

交換終了



後はエンジンを始動して、発生電圧の点検をしながら負荷をかけテストを

します。

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