月火と定休日明けの水曜日、
今週も宜しくお願いします。
まずはお知らせ、
来月、11月9日(日)はイベントで臨時休業となります。
ご不便をお掛けしますがご了承宜しくお願いします。
それではこちら、
次のプロジェクトはこちらのディフェンダー90

今でも十分な英軍仕様になっていますがもともとはディーラー車でボディー
カラーも白でした。
でも長い時間をかけてオーナー様がコツコツとここまでに作り上げて
仕様変更しました。
そして今回のプロジェクトではさらに本格的な仕様変更がされます。

まずは軍用車でも仕様されてるタイプのドアに変更します。

純正標準のドアを外しました。

こちらが今回取り付けるドアで、窓枠は別パーツとなり取り外し可能な
物となります。

取り付けについてはヒンジ位置は同じなので立てつけを見ながらのボルトオンです。
ただ細部は仕様が違うので所々加工が必要になります。
ドアストッパーのリンクピンは径が違うので穴をドリルで開け直します。

ピンを通せるようになりました。

ストライカーやキャッチはまだありませんが開閉と立てつけを確認

ドアキャッチを取り付けしますが溶接ビードが邪魔をします。
仕上げはされていません。

邪魔な溶接ビードを研磨し高さを揃えます

平に仕上げたら防錆処理をします。
ドア躯体は鉄枠で作られ亜鉛ドブ漬けで防錆処理されていますので
研磨した場所に亜鉛塗装をします。

ドアストライカーのスペーサーを作成します。

窓枠をハメるベースを付けるにも溶接ビードが邪魔をします。

干渉する部分を研磨してから防錆処理をしてベースを固定します。
ヒンジとも干渉します。

内側の躯体溶接ビードも研磨して防錆処理します。

窓枠を付けた状態でドア全体の高さが車体と合うか確認します。
これが合わなかったらどうしようと思いましたが閉まる事を確認!

ドアキャッチを取り付けました。

右ドアも付けましたが問題発生
キーシリンダーの位置が合いません!
でも想定の範囲です。
この手のパーツ、作業でこれ位の事はディフェンダーではいつもの事
付けられるようにするには削って穴位置をずらし合わせます。
どんなに考えてもそれしかないのです。
過去の例に学んだ結論です。

無事に付けられました
隙間は空いていますけど・・・

でも最後にキーシリンダー廻りにリング状のトリムを貼り付けます
塗装後に両面テープで張り付けるだけです。
と言う事は合わないのが前提で作られている事になりますね!

右のキャッチもさまざまな加工をして取り付け出来ました。

次はドアストライカですがボディー側に付ける前にキャッチと噛み合うか
事前に確認します。
やっぱり真ともに噛み合いません。
後でドアの閉まりを調整するパーツですがこれでは永遠に調整できません

キャッチとスムーズに噛み合うように干渉する部分を研磨して合わせます
ムリなく噛み合い調整範囲の余裕を持たせたらボディー側に取り付けます。

元のドアストライカ位置とも違いますしボルト一も違いますので
加工して取り付け可能にし補強します。
不要になった穴は後で処理します。

右に対し左はスペーサーがやはり必要になりました。
事前に左右の誤差確認が出来ていたのであらかじめ準備作成したパーツを
取り付けます。

取り付けたドアに窓枠が刺せるか確認すると通しのボルトスパンが
合いません!
これも想定してたので修正調整をします

溶接ビードも邪魔をしてるので研磨

平らにしたら防錆処理

窓枠取り付けベースのネジ取り付け部に穴が開いていません。
忘れたのでしょうか?
手作りパーツなのでしかたありませんね!
穴を開けます

これで取り付け準備が出来ました。

窓枠を取り付けた立てつけ調整です。
もともとの仕組み構造上の関係で一般的な車のような完全な閉まり
調整は出来ませんがそれでも良い位置に収まったと思います。

スライドガラスのロックをつけますが、これさえも合わせ加工をしないと
取り付けられません。
でも簡単にポン付けできる作業よりも工夫しながら最善の方法を見つけながら
行う作業の方が楽しいですね!

ドア仕様変更作業は1週間かかりました。
こちらのR75は車検でお預かりです。

まもなく着手します。
余談
毎週火曜日はキャンプ場の管理業務日ですが今回は所用で行けず
代りにS様がイノシシ被害パトロールと整地をワンオペで行って下さいました。
いつも本当に感謝いたします。

こちらは日曜日に行われたクラシックカーイベントです。
当店からもおなじみのシボレーピックアップトラックを出展しました。
所沢にある自動車学校ですがこちらの校長先生が当店のお客様でもありまして
1913年製の米国車を購入頂いてからのお付き合いとなります。
クラシックカーイベントはその会場ごとの特徴がありますが毎年行われる
ここは出展台数はいつも200台以上で歴史ある地域最大級のカーイベントです。
輸入車部門では米国車が多いのも特徴です。


会場全体の風景です。

入間基地が近いので着陸してくる航空機が近距離で見れます

展示車両のオーナー様と会話し車談義です。

当店のシボレーです。

こんな感じで紹介します。

過去に所有した事のある車両があると懐かしいです。





劇中車部門です。
テレビで見てましたね!








仕事のモチベーションが上がります。