月火と定休日明けの水曜日
今週も宜しくお願いします。
まずはお知らせ
今月は通常営業となります。
それでは続き、R200カブリオレから

ドライブシャフトブーツ交換です。
パックリ口を開く感じで切れています。
バンドを外しブーツを切り取ります

CVジョイントを外します。
スプライン勘合、Cクリップでロックされているので打ち外します

新しいブーツを取り付け

CVグリスを充填してCVジョイントを打ち込み、ブーツをメタルバンドで
固定します

外した時の逆手順でもとの場所に取り付けます。

今回は左右交換してます。

スピンドルナットをロックしてカシメます。
このときハンマーで打ちやすいようにラグボルトが邪魔にならない
位置でハブスプラインに先に合わせておきます。

交換後の画像ですがドライブベルトとパワステベルトを交換しました。

ドライブベルトが裂けていました。
これが切れの原因になります。
定期点検をしてなかったらおそらく出先のトラブルとなった事でしょう。

シフトノブを本革仕様にする作業ですが、今回は専門業者に依頼する
予定でしたがベースとなる部分の成型までは出来ないと言われてしまいました。
なので当店ですべての工程を行う事としました。
と言う事でベースとなる金属パーツに樹脂で仕上がり寸法を逆算して厚みを
持たせ成型をし研磨した状態です。
時間のかかる作業なので毎日コツコツとすすめます。

形になりました。表皮に3mm厚の革を張るので仕上がり寸法と革を巻き込む
形状に成型してます。

途中の画像がありませんが成型したシフトノブから革に移す型紙を作り
その形状で裁断した革をシフトノブに巻きます。
裏の位置で合わせ目を縫い合わせます。

巻き終わったらなじませます。

完成です。

左が製作した本革仕様で右がオリジナルで劣化加水分解した表皮樹脂です。
車検整備が1台終わらせられるほどの時間がかかりました。
こちらはドナーとなったR75です。
エンジンを使うので、必要な試験を終えてエンジン内部を
確認する作業になります。

ミッションが壊れていて前進後退もできずホイールはロック状態なので移動は
代車に乗せて押します。

本来なら5分ほどで終わるリフトに乗せる作業ですが1時間以上かかりました。
ワンオペでの作業はこんな時辛いですね~

インテークチャンバーを外します。

インマニ、フューエルレールも外します

取り外したパーツです。

これでVバンク内が良く見えます。

サーモケースも外します。
取り付け面の腐食状況を確認します。
ウォータージャケットが茶色いのは水回り管理が悪かった為ですね。
LLC濃度が薄くウォーターレールパイプ内部が錆びたのが原因と思われます
ホース類は社外応用で加工交換されパーツで水漏れ修理に苦労した痕跡が
あります。
水を補充しながら乗った時期もあったのでしょうか・・・
エンジンは取り外したら正規の修理方法で使用します。

吸排気バルブを上側から確認できます。
蓄積物はすなく綺麗です。
エンジンが調子よく作動してる証拠です。

ラジエーターホースは繋ぎ合わせた物で正規のホースではないです。
茶色い錆び水が出てきます

このエンジンはダイレクトイグニションになる前のモデルですね。
プラグコードが使われていますが、キャップが劣化して割れています。

エンジン内部はオイルフィラーを外して内部の汚れを確認します。
オイル管理は良かったようですね!
薄い汚れで内部は綺麗です
そして水分が混入してる形跡もないので致命的なオーバーヒート歴はないと
思われます。

クランクプーリーのトーショナルダンパーも問題ないですね!
走行距離の少ないエンジンなのでこれぐらいが普通と思われます。

オイルドレンはクイックタイプに変更されています。
工具を使わずオイルを排出できるコックです。
オイルには気を使われてたエンジンと思われます。
余談
火曜日はキャンプ場の管理業務です。
今にも雨が降り出しそうな日でしたが草刈作業するにはいつもより
暑くなく楽でした。

しばらく雨がふらなく雑草も成長が悪かった先週でしたが今週は
ウッドチップエリアの雑草が目立ちました。

ちょっと雨が降った今週でもうこんなにのびて来てます

それでも全体の雨量は少ないので川の水量も少ないです。
源流に近いのですぐに影響を受けます。
山から湧き出る水が無いのでしょう

先週草刈した所は綺麗です。

午後は、雨が降り始めたのでファイヤーピット廻りの草刈だけでこの日は
作業終了となりました。
今の所雨による泥濘の箇所はなくコンディションが良い状態です。