月火と定休日明けの水曜日
今週も宜しくお願いします。
まずはつづき、セリカの作業です。
AE86用のフロントサスがセリカに流用されます。
ただ、お預かりサスは中古の為車高を調整するネジ部が錆び付き固い状態です。
ここがスムーズに動かないと調整するさいネジを痛める可能性があるので
メンテナンスを行います。
油をしみこませ一気に回さず少しづつ様子をみながら、錆びを浮かせ研磨しながら
ネジを痛めないよう分解します。
分解されました。
シリンダーのネジを念入りに錆び取修正します。
ネジ山はピッチが細かいのでムリがかかるとかみ合いが悪くなる為ネジが
スムーズ動くなるまで綺麗にします。
組み立ての準備ができたので、現車とお預かりサスのスピンドル径を測定
します。念の為です。
ここにはハブベアリングが取り付くので間違いなく移植できるかの確認です。
1/100ミリ単位の精密部品を組み付ける場所です。
測定結果ではそのまま移植可能です。
サスのアッパーマウントを現車の物から外し86の物に取り付けます。
マウントを交換し現車に取り付けましたが86サスに現車のカラーが上手く入りません
錆びなのかわかりませんがわずかに入らないので修正します。
カラーはアルミなので無理に締めこむと変形する可能性があるので確認しながら
慎重に行う必要があります。
ストラットは無事に交換が終わりましたがスピンドルのネジ山が傷んでる事が
判明!
工具を使って回せば締めこめる位ですが、FF車と違いスピンドルはドライブシャフト
ではありませんのでテーパーローラーベアリングが使われています。
ベアリングのネジは手でゆるく回せないとベアリングプレロードが確認できません。
締め付けトルクFF車10~15kg 規定 に対し FR車 1kg前後
ネジが固いと正確にトルクが掛けられませんしここはベアリングにかかる負荷を
感覚で調整する部分になります。
と言う事でスムーズに回せるようになるまでヤスリで手仕上げします。
ハブが組めたらブレーキを取り付け組み上げます。
いろいろ手間がかかりましたが無事終了!
最低地上高はクリヤーできる良い状態になりました。
そしてこちらはミニ
電動ファンが作動しないとのことです。
電気的には問題ないようなのでファンモーターを交換します。
純正ではなく社外の高性能薄型に交換
ファンモーターを外した所です。
場所は左フェンダー内
インジェクションモデルになる手前、1300キャブ車なのでもともと
加工され後付けのクーリングファンとなります。
バランスパネルは昔ながらの基本的な物になります。
インジェクションモデルからファン装着専用のパネルとなります。
左が交換するファンで右がオリジナルです。
オリジナルからモーターを取り付ける部分を切り取りファンシュラウドは
再利用しそこに新しいファンモーターを取り付けます。
現車に取り付け終了です。
ファンシュラウドは再利用した関係でボディー側の加工は無くボルトオンです。
そしてブレーキマスターからフルード漏れ・・・
交換します。
これがブレーキマスターシリンダーで踏力を油圧に変換する部分です。
漏れたブレーキフルードはサーボ内に溜まってました。
そしてクオーターガラスシールの交換
すでにガラスとシールが外されています。
この年式はまだ開閉式です。
ルーフライニングの接着が剥がれているのでついでに修正します。
組み付けて終了
これで雨漏れしません。
次はリヤガラスシールの間にあるメッキモール交換です。
フロントもそうですがビニール素材の為劣化し茶色くなります。
ここが綺麗になるだけで見た目の印象が良くなります。
交換終了
簡単な作業に見えますが慣れないと出来ない作業です。
そしてこちらのボルぼ
スタッドレスから夏タイヤに交換終了・・・
そして高速走行時の異音診断中です。
異音の確認は出来ていますが原因は不明
走行しなくても再現性はあるのか確認
場所はステアリングコラム付近です。
なんとなく似た音が発生させられた気がする?
けどまだ分からず苦労しそうです。
そして今週はこちらのミニ
車検です。
余談
火曜日はキャンプ場の管理業務
作業は雨が降りそうなので朝早く行きましたけど、それが無駄になる
位イノに耕されてました。
色が濃い所はイノが掘った跡です。
雨が降る前に埋め戻さないといけないので丁寧にやってる余裕はありません
急いでなんとか全部を埋め戻しました・・・
野鳥の餌も補充
春になり鳥獣が活発になる時期です。
観察も楽しいですよ!
イノ、クマは困るけどカモシカやシカは歓迎