お預かりしたディスカバリー・シリーズⅡは、
「ガソリン臭い テールゲート開かない」と言う事で入庫
車体の廻りは、確かにガソリンの臭いがします。
下回りを目視で点検すると燃料タンクにガソリンの滴があります。
揮発性の高いガソリンが滴で存在と言う事は、滲みレベルではなくある程度
流れ出る漏れと推測されます。
燃料ポンプ廻りからの漏れがなければタンクを取り外して点検する
必要があります。
しかし、燃料ポンプのサービスホールは荷室フロアーにあります。
まずは、テールゲートを開けない事には先に進めません。
でも、ご依頼の通り外からも中からも開きません。
最悪どこか穴をあけて壊すようかなと思いながらいろいろ挑戦!
集中ドアロックは解除されてるようなので隙間を探して針金などをつ込んで
開ける努力をしてると奇跡的に開鍵!
また閉まって開かなくなる前にラッチを取り外します。
けど、不具合個所が発見できたのでこのまま修理へ
部品交換しないで現物の修理で済みそうですね~
その分、費用負担は軽減されます。
動作確認をして終了です。
このまま燃料ポンプの点検へ・・・・。
カーペツトをめくるとサービスホールがあります。
その蓋を外すとタンクに装着されているポンプを確認できます。
ポンプ廻りはガソリンでビショビショです。
漏れはここ以外無いでしょう。
IGキーをオンにしてポンプを作動させるとガソリンが本体上部より湧き出てきます。
キーをオフにしても燃料配管の残圧がなくなるまで漏れ出てきます。
そう言えば、エンジンを始動するときクランキング時間が通常より
長く感じてました。待機残圧がなかったんですね~
始動の遅れもこれで解決です。
燃料ポンプ交換で。