~修理日記の巻~
月火と定休日明けの水曜日、
日曜日は所用により店休とさせて頂きましたので3日ぶりとなります。
今週も宜しくお願いします。
まずは作業中のR216カブリオレ用のドナーミッションから
実走行で正常に作動する事をオーナー様が確認されてますので
清掃とオイルシールの交換とメンテナンスをして交換の準備をします。
コンバーターも外しますのでコンバーターの出面を確認!
これが組み付け時重要となります。
コンバーターは必ず元の位置にならなければいけませんので正常な位置を
覚えておきます。
ベルハウジングと面一ですね!
交換するデフサイドシールです。
内部のベアリングも状態を確認します。
ブッシュの摩耗も点検
反対側も同じように点検
これはキックダウンリンクです
遠心ガバナーを機械的に操作するワイヤーがスロットルリンクに繋がってます。
無理なく正常に作動するか点検
特にガタ等もないので大丈夫そうです。
コンバーターを外しました
重いパーツなので怪我の注意も必要ですがシャフト類にダメージを
与えないよう慎重に水平にスラスト方向に抜きます。
インプットシャフトはコンバーター内部のステーターにも繋がるので
2段のスプラインがあります。
黒いのが今回交換するコンバーターシールです。
シールを外しました。
シールを外すとすぐにベアリングが見えますので破損等問題がないか
点検します。
問題なければ新しいシールと交換です。
今回交換するパーツはオーナー様が準備して頂いています。
純正はローバーのパッケージですがホンダミッションなので同型の
パーツをホンダパッケージでご用意頂いてますが中身は同じです。
シールをSSTにセットします。
装着したらそのままミッションに打ち込みます。
この時インプットシャフトを気にせず真っ直ぐに打ち込めるのが
SSTの良い所です。
必ずSSTが必要なわけではありませんがあれば便利です。
ピッタリ真っ直ぐ打ち込めました
次はシフトレバーと連動するリンクのシールを交換します。
リンクを外しました。
小さいシールなのでケースをキズつけないようピック等で慎重に外します。
キズが付くとオイル漏れの原因になります。
新しいシールを打ち込みます。
ボックス等工具を代用してシャフトを逃がして行います
新しいシールを組んだらリンクをもとに戻して終了
これでミッション側のシール交換と点検は終了です。
コンバーター側のOリングを交換します。
ミッションは分解しませんが交換できるシール類はすべて交換するのが原則です。
コンバーターを取り付けます
このスプラインがミッション内部のドライブトレーンと勘合します
同時にこのスプラインがコンバーター内部と勘合します。
コンバーター内部にもスプラインがありますね!
これらすべてが正常に勘合すると正常に元の位置に組めます。
作業前に最初にコンバーターの位置を確認したのはその為です。
サービスマニュアルがあればその通りですが資料が無い場合は最初の
観察が大切です。ご自身でやる場合は参考にして下さい。
どの車種にも応用出来ます。
ただすべてを正常に勘合させるには手の感覚がたよりになります。
複雑なミッションになればなるほど難易度は上がります。
と言う事でドナーミッションの準備ができたので現車のミッションを
取り外しています。
今週はその続きからです。
余談
今週火曜日もY様からお借りしてる飯能の山林にあるキャンプ場の管理業務で
草刈りをしました。
雨の多いシーズンなのであまりはかどりませんが、今の所雑草の成長に負けず
支配下にあります。
油断するとあっという間に元に戻ります・・・
あまり天候の安定しない日でしたが一部を残し草刈する事が出来ました。
あと雨天続きなので地盤はあまり良くありません
入口にぬかるみを避けるよう印をしてますのでスタックしないよう気を付けて
下さい。
それとキャンプ場を流れる川はこれからのシーズンホタルが見れます。
8月ぐらいまでになります。
M様からも情報を頂いてましたが本日カワセミが下流から上流に向け
飛んでくのを見ました。
そして本日水曜日はH様の利用予約を頂いています。
沢山楽しまれて下さい。
キャンプ場ご案内
水回りは上下いっさいありませんが、上流のグリーンパークスピードウエー
さん(ラジコンサーキット)のトイレを貸して頂ける事になりました。
利用は営業時間のみとなりますがご希望がありましたらキャンプ場利用の
オールメイクス関係者とお伝えし貸して頂いて下さい
カレンダー
オールメイクス埼玉 ホームページ
http://allmakes.ashigaru.jp/
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