国が定める継続検査の基準が一部変更になりました。
今回は、前照灯 ヘッドライトの検査基準です。
平成10年9月以前に登録された車両のヘッドライト検査はハイビーム検査(走行ビーム)で
平成10年9月以降に登録された車両についてはハイビーム(走行ビーム)ロービーム
(すれちがいビーム)のどちらかを選択して検査を受けられましたが 平成27年9月から
平成10年9月(1998年9月)以降登録された車両は原則ロービーム検査対象に
なりました。
ここで、なにが問題になるかと言うと対象車も基準が変更になる前はハイビーム検査を
受けられましたが以降ロービーム検査になります。
製造から10年近く、又は 以上経過した車両のヘッドライトは反射鏡等の劣化がすすみ
性能低下して本来の光度がでていません。
ハイビーム検査では光度(明るさ)が基準値をなんとか、またはギリギリで合格してた車両は
ロービーム検査への変更になる事によって光度不足による検査不合となる車両が続発する
おそれがあるという事です。
現に、当店でもハイビームでは十分な光度で検査合格してた車両がロービム検査で不合格
となり新しいヘッドライト への交換作業が必要になりました。
今後さらにこのような車両が続発すると思われますが、検査場で不合格となった車両は
ヘッドライト交換が必要になりますので輸入、欠品、製造中止など年式の古い車両については
入手困難も予測されますので、継続検査の期限は十分に余裕をもって臨むかパーツを
あらかじめ手配するなどオーナー様の管理が欠かせませんので、よろしくお願いします。