電圧計が15Vを超えたり急に落ち込んだりと発電電圧が不安定という事で
ローバー220をお預かりしました。
普通の乗用車はオルタネーターという発電機を搭載していて、それをエンジンの
回転を利用して回転させ発電してバッテリを充電してます。
一般的な車は直流12V車ですが、オルタネーター自体は交流発電機です。
なので交流をダイオードで直流にしてレギュレーターで発生電圧の調整をしています。
これらの部品はオルタネーター内部に組み込まれていて一体となっいています。
なので、オルタネーターはレギュレーターやダイオードが壊れると発電しなくなったり
過充電の原因になります。
通常オルタネーターの電圧は14V前後で調整されるようになっていますので、今回の
15V超えは過充電と言う故障になります。
過充電故障は発電しない故障より他の電気系統、ECUへの負担リスクが高いので
エンジンを停止した方が良いですね。
オルタネーターを取り外します。
オルタネーターの取り付け位置がとても外しやすい位置にあるので作業的には
簡単そうに見えますが、いろいろなホースや配管、配線等を外さないと取り出せ
ません。固定してるボルト類も狭い個所にあるので地道に分解していきます。
交換終了
後はエンジンを始動して、発生電圧の点検をしながら負荷をかけテストを
します。