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オールメイクス埼玉ブログ

~修理日記の巻~

もろもろ作業中

月火と定休日明けの水曜日、

8月最後の週も宜しくお願いします。

まずお知らせ

先にお知らせした通り31日(土)資格講習の為臨時休業となります。

ご不便をお掛けしますがご了承宜しくお願いします。


それではまず先週の続きMGFのリヤハブベアリング交換



ブレーキを外しハブ、ナックルごと取り外します。



ここから油圧プレスでハブをベアリングから抜きます。



裏側からみるとドラシャ側のベアリングが変色してますね・・・

焼き付きです。



ナックルからハブを抜きベアリングを抜きました。

ホイール側のベアリングは正常ですが引き抜かれる方向から必ずハブに

インナーレースが残ります。



ローラーベアリングを外しインナーレースにギヤプーラーを掛け抜きます



インナーレースが抜けましたのでハブの状態を確認します。

ドラシャ側のインナーレースが圧入されるハブ側は焼き付きにより

インナーレースごとベアリングが回転した為、ハブが削られ痩せています。

この状態で新しいベアリングを組んでもハブガタは直りません!

オーナー様にご連絡してハブを用意して頂く事にします。



そしてこちらは農機、ヤンマートラクタのロータリー修理続き



交換したいパーツの在庫状況と発注そして納期確認がとれたので分解します。

ロータリーを支えるアームからロータリーのベアリンハウジングを外します。



ベアリングは確認が出来ないほど傷みハウジングと錆びで一体化してますが

念の為浸透剤を掛けベアリングを抜いてみます。



ハウジング側のベアリングはハウジングも含めてオーダーしてますので

ハウジングがダメでも新しいパーツで組めますが問題はロータリー側です。



ハウジング内でべリングが破損した状態でむりやり回転してたので

ベアリングを固定するボルトごとベアリングインナーレース、シールが

シャフト側に残っています。

矢印上からシール、インナーレース、スラストワッシャー、スプリングワッシャー

ボルトです。

ボルトの頭は6角ですが原型をとどめていませんので通常の工具では外れません

また、ボルトを無理に回転させてもボルトじたいが折れシャフト内に残るリスクが

あります。



そこでこの冷却浸透潤滑剤をたっぷり吹きかけます

ワコーズのラスぺネより期待出来ます。

あきらめてたボルトやナットの取り外し成功例は多いです。

酸素であぶる逆の発想で隙間を作るのでしょうか?

シールが付いてる場所や火が使えない場所では重宝します。

加熱によるパーツのダメージもありません。

今回もこれでチャレンジです。



そして原型が残ってない6角ボルトはナットツイスターでガッチリ

咥えさせます



あとは工具を使って回しますが、緩んだのか折れたのか慎重に感覚を

確かめながら力を加え回します。



と言う事で今回はラッキーでした

折れずにボルトが比較的楽に外れました。

基本的に旧車、重機、農機は固着錆びたボルト類との戦いです。

エンジンのエキゾースト廻りもそうですが簡単には緩みません

数分で外せる物が何時間もかかるのです。

またもしボルトが折れた場合はそれを抜く加工が必要になります。



アウター側のベアリングも分解できました。



ボルトが外れてもベアリングインナーレースを外しますがわずかな段差にプーラーを

かけるのでギヤプーラーで外します。

シャフトに錆びて固着してると簡単ではありません。

工具が壊れる場合もあります。



今回はレース、シールともに外せました。

シャフトはあまりいい状態ではないですが磨けばまだいけると思われます。

ただベアリングが破損してた状態で使用されてたのでバックプレートに無理な

力がかかり金属疲労で溶接部が割れています。



3か所の溶接部で割れています。



電気溶接をして磨いて仕上げます。



そしてシャフトも研磨仕上げをしてバックプレートはエポキシ系防錆剤で

塗装仕上げ

あとはこれで準備完了パーツ入荷待ちとなります。



ベアリングケースが付くロータリーのアームも無理な力が掛り曲がって

いるので油圧プレスで曲げ戻します



真っ直ぐになりました。



そしてこちらはマフラー廻りの異音でお預かりのR400ツアラー続きです。



音の原因はマフラーパイプの腐食劣化による折れでステーのみで繋がってる

状態です。



タイコとの溶接部で割れています。

溶接部分は経年で必ず腐食劣化等で割れます。



取り外し



タイコ側溶接部だけと思ってましたが外して良く見るとフランジ側の溶接部も

半分割れています。

これらは基本腐食によりパイプが薄くなり割れが生じます。

今回は物がないので肉盛しながら補強して溶接で修理します。

ただ全体にパイプも強度が落ちてると思われますので補強ステーを追加します。



まずは根本の溶接とフランジ側の溶接



そして補強ステーを追加しパイプ根本の負担を軽減させます。


そして今週は車検でお預かりのMGFからスタート



新品のヘッドライトが本国より届きました。




そしてこちらのMGFとツアラーはパーツ待ちで待機となります。






余談

今週火曜日もキャンプ場の管理業務です。

暑さも少し落ち着いたのか、また暑くなるのか分かりませんが今回は

体力にはあまり影響のない暑さでの作業となりました。



車で上まで上がりたい所ですが、まだ地盤が良くないので一度車を通してしまうと

整地が必要になるので我慢です。

車は手前に止めて草刈機を持って歩きで上がります。

豪雨対策で排水溝を作りましたが機能してるようでした。




雑草は落ち着いてるようでウッドチップエリアでは草刈が不要なので

管理通路と奥のスペースを前回同様に行いました。

シカの足跡が沢山ありますね~

足型の穴が開くので体重は重そうです。



小さい紫色した雑草が生えてるのがわかりますでしょうか?

これは成長が早くそして頑固な藪の元なんです。

一見草刈はまだ大丈夫そうに思えますがこれだけは刈り取っておかないと

次回がめんどうになるんです。



草原もそろそろ刈りたい長さになってきました

来週あたりは時間に余裕があれば作業対象になります。


そして今回も入口山林部のここが作業の中心です。



排水溝のせいか上側は水はけが良く地盤が固くなって気がします。

ただ下側は構造的に水はけが悪いのでぬかっています。

捨コンに粘度質の土が堆積しいつまでも水分が抜けない感じがします。

基準線を入れ下側の堆積した土を除去します。

泥濘の距離が少しでも短くなればと思います。



水を含んだ粘度質の土は重く粘着です。

片側ずつ除去します。



左側は雨が降り始めたので次回の作業としました。




あとは再度排水溝の堆積物を取り除き排水機能が低下しないよに

ならします。



上側も同様に作業しました。

今週は台風が接近しますので大雨が予測されます。

この排水溝が機能して泥濘がすこしでも改善されればと思います。


地盤がしっかりするまで車で上がるのは少しお待ちください。

宜しくい願いします。
















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